電子工作(02) 可変抵抗02
- 2019.01.03
- Electronics

あけおめでございます。
わが研究員どもは二人とも胃腸風邪で夜間に2,3回嘔吐、日中も「お茶ほしいぃ」と言われ、飲ませると数分後には全嘔吐と、大変有意義な年末年始をむかえることができました。
それでは今回は、フルカラーLEDを可変抵抗を使って調光してみます。
手元にあるフルカラーLEDは例によってデータシートがないので、ネット上でおよその値を拾ってきました。こんな感じです。
各LED色 | 電流 | 電圧 |
---|---|---|
赤 | 20mA | 2.1V |
青/緑 | 20mA | 3.1V |
単純に電流・電圧と書きましたが、いろんなデータシートを見ると、電流20mAの条件下で、最適な電圧(定格)は2.1V/3.1Vって意味みたい。これをもとに抵抗をつけて組んでいこうと思います。
まずは電源電圧。
単純に 赤(2.1v) + 青(3.1v) + 緑(3.1v) = 7.3 v は必要なのかな?
Raspberry Piで繋いだときは電源電圧は3.3vだったから、実際は乾電池2本(1.5v x 2 = 3.0v)でいけると思うけど、どんな計算なのかな?
この値を探ってみます。
下図のような回路を作成し、各LEDを単色で光らせます。そのあと赤と緑、赤と青といろいろ組み合わせてテスターで電圧を計測していきます。計測箇所は各色の抵抗(A)、LED(B)です。
ちなみに、今年は自分の汚い配線写真より、ビジュアル的に美しい配線図を使っていきますよ。
ふふ!
計測結果はこんな感じ。
接続LED | LEDの電圧 | 抵抗の電圧 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
赤 | 緑 | 青 | 赤 | 緑 | 青 | 赤 | 緑 | 青 |
〇 | 1.87 | 1.26 | ||||||
〇 | 2.46 | 0.68 | ||||||
〇 | 2.62 | 0.51 | ||||||
〇 | 〇 | 1.88 | 2.46 | 1.25 | 0.68 | |||
〇 | 〇 | 1.88 | 2.62 | 1.25 | 0.50 | |||
〇 | 〇 | 2.46 | 2.62 | 0.67 | 0.50 | |||
〇 | 〇 | 〇 | 1.87 | 2.45 | 2.62 | 1.25 | 0.66 | 0.50 |
実際、複数のLEDに繋ぐと電圧が足りなくて光らないのかな~って思ったけど、単色で繋いだときと同じ明るさでそのまま光ってました。
で、この表から何がわかるのかというと、探索的なんだけれども、横一列でみて、同色のLED、抵抗で計測した電圧を足してみると、どれも約3.1になります。つまり各色でどれも同じ電圧なので、各色は並列つなぎになっている。ということは、当初考えていた7.3v必要ではなく、単三乾電池2本(3v)でとりあえず成り立つということね。
いやいや、長かった。
それではこの回路の各色に可変抵抗をつけて調光してみます。
それでは各可変抵抗をぐるぐるします。
ぐるぐる
と、画像では相変わらずわかりにくいですけれど、フルカラー実現できています!
いやあ、たいしたことしてないけど、やり遂げた感はいっぱいです!!
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